NHKスペシャルの「ドキュメント平成史」第一回の野茂英雄特集を見ていて、野茂氏の思考プロセスがシンプルであることに強い印象を受けた。

日米野球で野茂は、自分の力が大リーグ選手に通用するかを確かめた。ストレートのみの真っ向勝負。その結果、2人の打者からホームランを打たれた。

その時どう感じたか、NHKの大越キャスターが聞きた。「その時に得た感触は?やれる、あるいはまだまだだと思ったか…」

瞬間、野茂は答えた。

「いや、やり『たい』と思ったんです。」

ハイレベルな大リーグで通用するか否か、という問いは心になく、「やりたい」。それだけだった。

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