田村洋一さんの著書「ディベート道場」の出版記念イベントにパネリストとして参加した。

佐々木俊尚さんと田村洋一さんとの議論はとてつもなく刺激的だった。

ディベートの経験者はかなり多くなっている。それでも、佐々木さんのおっしゃるような「真の民主主義に向かっていくような」ディベートを市民としてできている人がどれだけいるでしょうか。

また田村さんがおっしゃるように、自分の頭の中で激しいディベートをして自分の考えをテストできている人が、どれくらいいるだろうか。

ディベートの実社会への応用という意味では、引退後22年経って、今なお私はアマチュアだと感じた。

私の言動を見て「自分もディベートをやりたい」「子供にディベートをやらせたい」と思う人が出てくるように…。真のディベートのマスターを目指したいと今更ながら痛切に感じた。

私は多くの人に支えられてディベートを学んだ。日本ディベート協会やUS Speech Communication Associationの支援で、米国でもディベートを学ばせていただいた。

そのディベート界に対して、最低限の恩返しすら未だ終わっていない。

ディベート道場看板
ディベート道場グラレコ