いまさら…と言われそうだが、9月5-11日号の英エコノミスト誌の表紙には笑った。
表紙に日本語が書かれているのを、初めて見た。
"
1か月のタイムラグは、仕方がない。同じマンションに住んでいるイギリス人の友人が、読み終わった後にエコノミスト誌を私のポストに放り込んでくれる。ただでこの雑誌を読めるのは、ありがたい。

同誌は言う。

"Japan has other opportunities for reform, and has failed to take them. Mr. Hatoyama, with no favours to return, has a chance both to revolutionise how Japan is governed and to revitilize the economy. He will need judgement for the first, and imagination for the second. Wish him plenty of both." ("The vote that changed Japan"より)

改革の機会は、これまで何度もあった。しかし日本は、この機会をつかむことなく今に至った。鳩山氏は、後戻りするつもりはないこの人物は、大いなるチャンスを与えられている。それは、日本の統治システムを革命的に変えるチャンスであり、そして日本経済を再活性化するチャンスである。前者を為すためには決断力が必要であり、後者を為すためには想像力(イマジネーション)が必要である。鳩山氏が両方をたっぷりと持ち合わせていることを祈ろう。
(山中訳)

表紙のように、「ドッカーン」といってくれれば良いが、実際の政治改革は、2歩前進と1歩後退を繰り返す、地道な作業の連続だと思う。鳩山氏には、粘り強さを期待したい。

dokkan