今日は、グロービス経営大学院の卒業式に参加した。
私のクラスを受講してくれた方々が、今回多く卒業した。
特に今回は、個性的な面々が多い。一本一本のケースに、すさまじい情熱を傾け、納得するまで私に質問を浴びせ続けた皆さん。クラスを思いだすと、懐かしさがこみあげる。

式が始まり、古風な角帽とガウンに身を包んだ卒業生達が入場してきた。

堀学長のスピーチ。
主賓の斑目様(ネミックラムダ)のスピーチ
卒業生代表の2名のスピーチ。
そして卒業生は、グロービスの前で記念撮影をして、そして合図と共に一斉に角帽を空高く放り投げたのだ。
私は2階から、その光景を見ていた。帽子を投げた瞬間、講師達が「おおー!」と一斉に溜息を洩らした。

空に散らばった角帽が、静かに落下し、時が止まったかと思えたその瞬間。

「ガツッ!!」

(と音がしたかどうかは私には聞こえなかったが)

ある卒業生の頭を角帽が強打した。
流血である。彼は病院に急行した。

懇親会に戻ってきた時には、彼は頭にネットの包帯をかぶせ、ガーゼには血が滲み、それでも包帯の上から彼は頑なに角帽をかぶっていた。

ビールを飲んで、ご機嫌の様子である。

流血のMBA
血に染まった角帽。

角帽を投げる習慣は、はたして来年以降、続くのだろうか…。