妻が「嫌われ松子の一生」を見ていたら、福田首相辞任のニュースが入った。妻は福田首相が辞めたこと以上に、「嫌われ松子」がキャンセルになったことがショックだったようだ。

いまさらだが、私は福田首相の支持者だった。道路中心、建築業中心から、医療・福祉中心の産業構造へと、ジワリジワリと構造転換を図っていたように見えた。事業者主導型の経済から、消費者主導型の経済へシフトしつつあるように思えた。

後任の首相には、この方向性を維持することを望みたい。

妻はまだ、ぶつぶつ言っている。

「嫌われ松子が終わるまで待って、NEWS23が始まるのにあわせて、記者会見すればいいのにー。」

妻にとって、福田政権はその程度の存在だったらしい。この人気のなさも、また福田政権の特質だったのだろう。