娘と二人で、近所の耳鼻咽喉科に行った。二人して、セキがひどい。 帰宅途中、寒々しい景色の住宅街の中で唐突に、梅の花が目に飛び込んできた。小さい木に、赤色がこぼれ出るように、花をつけている。 私は梅が好きだ。まだ冬だと、誰もが思っている時に、春に先駆け ...
2009年01月
ガザ地区(武力攻撃は正当化できるのか?)
2001年、9月11日のテロを留学中アメリカで経験した。クラスの中で、「なぜテロが起きるのか」というテーマでシリアスな議論をした。 「アメリカが自由で豊かだから、彼ら(テロリスト達)はアメリカを妬んでいるに違いない」 若いアメリカ人の、あまりに単純な発言に、 ...
ホームレスの歌
1月19日の「朝日歌壇」より。 「日産をリストラになり流れ来たる ブラジル人と隣りて眠る」 (ホームレス 公田耕一) 遠く海を越えて日本に渡り、ホームレスの隣で眠るブラジル人は、どんな気持ちだったろうか。そのブラジル人に思い遣りの眼差しを向けながら、自分 ...
「わたしがのび太なら」
朝日新聞に、タイのタクシン元首相のインタビューが載っていて興味深い。 成功した事業家であったタクシン氏は、2001年にタイ首相に就任。2005年の総選挙でも圧勝したが、2006年1月に一族の株取引を巡る疑惑が浮上。退陣要求運動が始まり、軍事クーデターで失脚した。 ...
ある古い家の物語
不朽の名を残すことになった、ある古い家について書きたい。 その家は、アメリカのメイン州、海岸近くの丘の上に立っていた。1700年代末に船乗りが建築し、1870年に3階建てに改築された。「その時」が訪れた1939年、この家には、手足に障害を負った46歳の女性クリスティー ...
野村克也監督の「仕事力」
今年の感動一発目は、朝日新聞のシリーズ「仕事力」に連載されている、野村克也監督のエッセイだ。 (捕手の仕事は)監督と類似しています。野球が好きで、研究熱心でなくてはならない。判断のためにデータがフル回転していなくてはならない。その上で、これで行くという ...
新年+転職のご挨拶
皆さん 長らく、ブログをお休みしてしまいました。新年、明けましておめでとうございます。 「もうとっくに、正月休みは終わったよ」という皆様の突っこみの音が、バシバシ聞こえてくるようです。 年末年始に、職場が変わりました。一年間働いたヘルス・ソリューシ ...