他の大学の友人に、齋藤という人がいた。さいてぃーと呼ばれていた。ESS(英語サークル)のディベートの活動で、大学一年の時に一緒になった。当時は、ディベートもさほど強いと思わなかったし、英語もさほどうまいとは思わなかった。 刮目したのは、さいてぃーが大学3年にな ...
赤い軍団の来襲について
私は川崎フロンターレのサポーターだが、初めて浦和レッズのサポーターを間近に見た時の衝撃は、今でも忘れられない。私の地元、川崎フロンターレの本拠地 等々力競技場に大挙して押し寄せた、赤い軍団。武蔵小杉が赤い人たちで埋め尽くされた。 "We are Reds! We are Reds! ...
気骨について
「気骨」とは何か、考えることがある。 ラーメンを食べながら、ある人の話を聞いた。彼は幼稚園生の時に、「自分は他の人とは違う」という感覚を持っていたと言う。 彼の親戚は、独立自営で働いている人が多かった。人の下で指示下で働くことに、嫌悪感を持つ人が多かった ...
被災地に生まれたイノベーション(山元町)
129軒あったイチゴ農家のハウス。 そのうち122軒が津波で流された。 高校を出て上京し、東京でITベンチャーを経営していた岩佐大輝。 イチゴの栽培で町を復活させようと、水の確保のために井戸を掘った。 塩水しか出なかった。 ITを駆使し、室温、水分、栄養分など、全て ...
岩佐大輝氏にHBS教授が送った言葉
岩佐大輝氏のビジョンと行動力は、ハーバード・ビジネス・スクールの教授陣にも強い衝撃を与えたらしい。 以下は、ジェフリー・ジョーンズ教授の言葉。 ーーーーーーーーーーーーーー これまで長年に渡り世界中のアントレプレナーについて研究してきましたが、岩佐大輝さん ...
サムライ・ベンチャー・サミット(SVS9)ご報告
先日参加したサムライベンチャーサミット(SVS9)のご報告です。 簡単にまとめると、 1)グロービス生がたくさん参加 2)Y-combinatorのお二人がプレゼン 3)Samurai Shout!は今年も熱かった という3点です。 1)グロービス生がたくさん参加 すでに写真をアップしまし ...
留学中に見たもっとも悲しい教授の表情の話
HBS留学時代に見たもっとも悲しい教授の表情の話。 2年目の選択科目で取っていた、"Entrepreneurship in Social Sector"というクラスがあった。 このクラスを教えてたのは、James Austinという老教授だった。年齢は60歳くらいだっただろうか。仙人のように長いひげをはやし ...
ベンチャー成功の「ツボ」について
ベンチャー創業の「ツボ」(成否を分ける重要ポイント)は、過去10年間でだいぶ変化したように思う。一言で言えば、「アイデア」のコモディティ化が徐々に進み、「チーム作り」がツボになった。 「アイデアはコモディティ(どこにでもある安価なもの)なんだから、新しいア ...
西山誠人さんの引退
東大に通いながらキックボクシングを始め、メーカーで研究者として勤務しながら世界チャンピオンになった、西山誠人氏。その引退セレモニーが、後楽園ホールで行われた。 西山さんに初めてお会いしたのは、2008年だった。私は当時、認知機能を測定する技術を持ったスタート ...
社会技術論ー問題解決のデザイン(読了)
東京大学でi.schoolを主宰している堀井秀之先生の著書「社会技術論 - 問題解決のデザイン」を拝読した。 http://amzn.to/1hyzTqj 「社会技術」とは、社会を改良するための技術のこと。具体的には、以下が含まれると理解した。 1)社会問題の特定と因果関係の分析 2)問題 ...
新規事業ネタ(シニア世代の再戦力化)
先日、ある大企業の人事担当役員の方のお話を伺った。その企業が抱える最大の課題は何かと聞いたら、「退職 - 再雇用者の戦力化」とおっしゃっていた。 多くの方がいったん退職し、そして再雇用される。65歳まで働き続ける。しかし雇用者側は、何ら生産的な仕事を提供できな ...
村岡花子について
志、スキル、人的ネットワーク。 グロービスの宣伝ではない。偉大な翻訳者であり、児童向け翻訳文学の先駆者である村岡花子の生涯について書いている。 村岡花子というよりも、NHKの朝ドラ「花子とアン」の名前を出した方が通じやすいかもしれない。私はドラマの原案となっ ...
労働市場バトルで勝つには
好景気。起業家にとって、いい時期だ。でも同時に、最悪の時期でもある。 「いい時期」である理由は、資金調達がしやすいこと。比較的高いValuationで増資できること。 「悪い時期」である理由は、人材採用が困難であること。有効求人倍率の推移を見ると、2011年平均が0.65 ...
今日本で最も求められているイノベーション
今日本で最も求められているイノベーションは、「過疎地に住む高齢者の移動手段」だ。(断言) なんせ、モータリゼーションの影響で、近所に買い物できる店舗がない。車の運転も、80歳を過ぎると息子や娘から止められることも多い。 したがって、以下の条件を満たす物体が ...
自分の人生を変えた「一撃」の出会い
自分の人生を変えた「一撃」の話です。 2005年くらいだっただろうか。自分がグロービス・キャピタル・パートナーズで働いていたときに、DREAMGATEという団体から堀さん宛てに依頼が来た。全国から最強の大学生を100名選抜し、起業家の「かばんもち」をさせたい。そして、各 ...
岩城先生のこと
今日は、地元のPTAの仲間と集まり、酒を飲み、重度に酔っぱらった。酔うと時々、自分が小学生の時の担任のことを思い出す。 私は田無市、今の西東京市の芝久保小学校という公立小学校に通っていた。3-4年の時の担任が、岩城先生だった。 岩城先生は、めちゃくちゃだった。 ...
漁業をめぐるビジネスチャンスについて
成熟した産業であっても、その周辺に必ず新しい事業機会が存在します。 日本の漁業も、例外ではありません。 過去10年間の流れを見ていると、漁業加工・販売業で急成長を遂げた企業が複数見られます。南三陸町で言えば、山内鮮魚店や、マルアラ株式会社など。 この事業機 ...
PTA活動の進むべき方向性について
公立小中学校PTAの在り方を根本から問う声が、広がりつつある。法律上、PTA入会を義務付ける根拠は何もないということ、そして「入退会の自由」を認める声が、広まりつつある。朝日新聞で取り上げられたことの反響も、大きい。(http://digital.asahi.com/articles/TKY201201 ...
東京喜多(北)マラソン4時間を切って完走
東京喜多マラソンに参加し、3時間58分で完走した。目標だった4時間を初めて切れてうれしい。 今日は体調が良く、膝にも痛みがなく、さらに風がほとんどない暖かい天気で走りやすかった。 スタートから最初の3キロは、私はゆっくり入ることにしている。急激にスピードを ...
まず、おとなが幸せでいてください
一度読んだら頭から離れない、子どもたちからの強烈なメッセージがある。 2001年 川崎市子どもの権利条例 子ども委員会 「子どもの権利条例を読みながら子どもたち同士で話し合ったことは、この条例を本当に子どもたちが分かったときには『いじめはなくなるね』とい ...