やまなかれいじの静かなノート

山中礼二です。KIBOW社会投資ファンドから、インパクト投資をしています。グロービス経営大学院では、ベンチャー系、創造系の科目を教えている教員です。川崎市在住。学んだことを、このブログでシェアしていきたいと思います。 Twitter: @reijiyamanaka Instagram: reiji.yamanaka

朝日新聞に過去に投稿された、「おもしろ短歌」の特集が興味深い。 「定年後 上司はいない筈なのに 気が付けば孫の部下になりおり」 (小林治夫氏) 「<夏草や芭蕉飛び込む最上川>暑中見舞いはこの句に決めた」 「おばさんは おばさんなれど おばさんに お ...

議論をすることの教育効果が理解されないことがあるのが、悲しい。 今朝の朝日新聞に、以下の記事が載っていた。 熊本県の社会科教師らでつくる研究団体が作った県内の中学2年向け社会科の学力テストで、同県の川辺川ダム建設への賛否を問う問題が出され、ダム計画を巡 ...

うちの長女は、「伊能忠敬万歩計」というのを祖父からもらって喜び、しばらく首からかけていた。歩かないと、伊能忠敬が画面内で怒る。 次女は、「忠敬」を発音できず、「いのうタカダカ」といつも言っている。 最近、NHKの「その時歴史が動いた」を見ていたところ、伊 ...

起業家の友人がプレゼントしてくれた本。神田昌典氏の「人生の旋律」を読み終わった。 苛烈な戦争を生き抜き、富と名声をほしいままにした伝説の実業家、近藤藤太氏から神田氏が直接ヒアリングしてまとめた、ライフ・ヒストリーだ。 すさまじい成功、そして絶望的な失 ...

以前このブログで、オシム監督の以下の言葉を紹介した。 「明神は、とても献身的で、どんな局面でも労を惜しまなかった。日本には明神のようなタイプの選手はたくさんいる。どうして彼は、あれだけの相手にいいプレーができたのかを、考えていくべきだ」 ---その答えは ...

終末期医療に取り組んでいる医師の友人と、おいしい酒を飲んできた。数多くの患者さんの死を、在宅で看取ってきた友人である。 私自身は、全く死ぬ覚悟ができていない人間である。もし「山中は2週間後に死ぬ」と宣告されたら、その事実を受け入れるのは難しいだろう。 ...

以前このブログでもご紹介した、ホームレスの「公田耕一」氏の短歌が、話題を呼んでいる。 本日の朝日新聞によると、公田氏はこれまで、以下のような歌を投稿してきたとのこと。 「(柔らかい時計)を持ちて炊き出しの カレーの列に二時間並ぶ」 ダリの時計の絵 ...

今日の朝日歌壇より。 「スカイプの 画面で涙を落す子の ひとつぶさえも 拭うてやれず」 (埼玉県 大久保知代子さん) 親の顔を見て思わず涙を流した子供。パソコンの画面を通してその涙を見る親の気持ちは、いかばかりだっただろうか。 ...

今日の朝日新聞夕刊の「窓」欄は衝撃だった。老子の有名な言葉「大器晩成」は、間違いだったかもしれないという。 -------------- 昨年末に新版が出た岩波文庫(蜂屋邦夫訳注)によれば、近年出土した紀元前に書かれたテキストでは「大器免成」となっている。「免」は「 ...

マンチェスター・ユナイテッドを相手に善戦したガンバを、オシム前日本代表監督が褒めている。 「明神は、とても献身的で、どんな局面でも労を惜しまなかった。日本には明神のようなタイプの選手はたくさんいる。どうして彼は、あれだけの相手にいいプレーができたのかを ...

1月17日号の英エコノミスト誌に、"Less is Moore"というダジャレめいたタイトルの記事があった。 Mooreとは、半導体の性能が、18-24ヶ月で倍になるという「ムーアの法則」を意味する。ところが、経済不況の「今」の新しいトレンドは、逆に「より低価格で、同じ性能を実現 ...

私は今、田村師(通称「Danna」)の下で、システム思考を学んでいる。システム思考を体得することで、仕事でも、家庭でも、よりよい意思決定をできるようになりたい。 今日の朝日新聞の「仕事力」の欄に、元外務審議官の田中均(ひとし)氏が以下のコメントを寄せていて、 ...

娘と二人で、近所の耳鼻咽喉科に行った。二人して、セキがひどい。 帰宅途中、寒々しい景色の住宅街の中で唐突に、梅の花が目に飛び込んできた。小さい木に、赤色がこぼれ出るように、花をつけている。 私は梅が好きだ。まだ冬だと、誰もが思っている時に、春に先駆け ...

2001年、9月11日のテロを留学中アメリカで経験した。クラスの中で、「なぜテロが起きるのか」というテーマでシリアスな議論をした。 「アメリカが自由で豊かだから、彼ら(テロリスト達)はアメリカを妬んでいるに違いない」 若いアメリカ人の、あまりに単純な発言に、 ...

1月19日の「朝日歌壇」より。 「日産をリストラになり流れ来たる ブラジル人と隣りて眠る」 (ホームレス 公田耕一) 遠く海を越えて日本に渡り、ホームレスの隣で眠るブラジル人は、どんな気持ちだったろうか。そのブラジル人に思い遣りの眼差しを向けながら、自分 ...

朝日新聞に、タイのタクシン元首相のインタビューが載っていて興味深い。 成功した事業家であったタクシン氏は、2001年にタイ首相に就任。2005年の総選挙でも圧勝したが、2006年1月に一族の株取引を巡る疑惑が浮上。退陣要求運動が始まり、軍事クーデターで失脚した。 ...

不朽の名を残すことになった、ある古い家について書きたい。 その家は、アメリカのメイン州、海岸近くの丘の上に立っていた。1700年代末に船乗りが建築し、1870年に3階建てに改築された。「その時」が訪れた1939年、この家には、手足に障害を負った46歳の女性クリスティー ...

今年の感動一発目は、朝日新聞のシリーズ「仕事力」に連載されている、野村克也監督のエッセイだ。 (捕手の仕事は)監督と類似しています。野球が好きで、研究熱心でなくてはならない。判断のためにデータがフル回転していなくてはならない。その上で、これで行くという ...

皆さん 長らく、ブログをお休みしてしまいました。新年、明けましておめでとうございます。 「もうとっくに、正月休みは終わったよ」という皆様の突っこみの音が、バシバシ聞こえてくるようです。 年末年始に、職場が変わりました。一年間働いたヘルス・ソリューシ ...

朝日新聞の別冊BEに書かれている、中坊公平さんのコラムが素晴らしいと、友人が教えてくれた。 読んでみると、確かにすばらしい。 --------------------- 適合する仕事探しより「納得」させる技を磨け  いろいろな仕事の条件や内容を調べて、自分に適合する仕事 ...

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